CEOメッセージ

「洗練」という価値を共有することを目指して
社会福祉法人千種会は、おかげさまで2026年3月に設立から36周年を迎えました。創業者である亡き父が故郷に特別養護老人ホームを創設しなければ、私の人生は福祉事業とは無縁だったかもしれません。この仕事を始めた当初は戸惑いの連続でした。今でもさまざまな壁にぶち当たりますが、自分が信じる価値を追い求めた結果は、確実に実りつつあります。
この仕事において、私は「洗練」という一つの価値を求め続けています。
それは単なる物資的な贅沢ではなく、暮らしを整え、人生を慈しむ気持ちに支えられた価値です。
関わる人すべてが幸せな気持ちになれる場所
これまで福祉施設の中で当たり前と思われてきたものに、「住まい」という観点から一つ一つ疑問を持ってみました。私たちが慣れすぎて見落としてきたものに、一つひとつスポットを当て、本当に整理整頓や清潔さへの妥協はなかったか。特有のニオイを「仕方ない」と諦めていなかったか。「〜してあげている」という気持ちを「福祉の心」だと勘違いしていなかったか。そして、施設を「住まい」として捉えられてきたか。保障である前に、そこにあるのは「人生」なのです。千種会は、働くスタッフを含め、そこに暮らす人、訪れる人も幸せな気持ちになれる。
そんな「場所」を作ることを目指しています。
2026年7月 社会福祉法人千種会
岸本 敦
